ほったからし投資

良い子も悪い子も真似しないこと。米国株式投資なんてやめておきなさい。

米国株式投資に対する考え

米国株式投資について私の意見を明確にしておきたいと思います。

私は他人に米国株式投資をお勧めしない。

リスクマネジメントではリスクとはとる(take risk)ものではなく、コントロールする(control risk)ものだとあります。米国株式投資ではリスクをコントロールするために多角的に分散投資(ETF)を行うことによりコストの分散化により致命的な損失を試みます。一方で、米国株式投資のリスクを把握していると明言できる人はどれだけいるでしょうか?

長期米国株式投資はBuy & Holdによるドルコスト平均法によって取得単価の平坦化が原則になります(私は継続的なアクティブ投資を長期的な投資とはみなしておりません)。ポートフォリオを適切に組んだとしてもリーマンショックのような景気の衰退期に入れば、短期間(数年程度スパン)で膨大(50%以上もありうる!)な含み損が積み上がっていくことになるでしょう。ただし長期的(数十年)な視点で見れば、景気は回復する予想がつくので損切で損失を最小化するのではなく、鉄の信念でBuy & Holdによるドルコスト平均法に基づき機械的に定期的に買い増しをし続けるだけです。

すなわち、長期的な米国株式投資では

  • ETFなどにより分散投資と行うことによりリスクそのものを分散化し
  • ドルコスト平均法により為替リスクと景気循環によるリスクの平坦化によるリスクの低減を図り
  • 愚直なBuy & Holdという戦略で継続し続ける

ことだと私は理解しています(人によっては違うかもしれませんが)。

人にリスクを許容せよとは言えない

 長期の米国株式投資は多大なリスクを負います。現在の米国株式市場はリーマンショック後の長期的な回復を伴い、株式投資をしていれば多額の利益を得たでしょう。このような状況下の中で、多くのブログでは米国株式投資は素晴らしい、貯蓄1ではなく運用すべきだ、というブログを多く見かけます。確かに米国株式投資におけるリスクを説明しているブログもあります。ただ、近年の株高で利益を出し続けている状況下で利益もありますがリスクもありますと説明されて、リスクについてちゃんと考えることができる人がどれだけいるでしょうか。リスクコミュニケーションにおいて、人は物事のとらえ方が異なるということが明確になっていますが、リスクの説明が適切になされているでしょうか。私はそうは思えません。私は親や家族に対して

30年間米国株式に継続投資しよう!30年立てば2倍から3倍になっているから!ただし、時期が悪いと半分になっているけどね!

と米国株式を勧めることはありません。家族や両親に進めることができないことをどうやって他人に進めることができましょうか?リスクマネジメントにおいて許容できないリスクはとるべきではありません。

私は今後30年間、毎年300万円前後、計1億円ほどを株式に投資していく予定です。時期が悪ければ5000万もの大金を失うでしょう。ただし、私にとってそれは許容できるリスクです(独身である限り)。その運用成績を記録し、何を考え何を選択したらブログに残していきたいと思います。


  1. そもそも、デフレ下において現金貯蓄は妥当な戦略の一つです。ただし、ミクロでは妥当であっても、マクロでは消費が減衰するため適切な戦略にはなりませんが。俗に言う合成の誤謬ですね。